今回は本語の面白い表現の一つ、「マブい女」という言葉について掘り下げてみましょう。
この表現は、特に若者の間でよく使われるスラングです。「マブい」は、元々は「本物の」や「本当の」といった意味で使われますが、「女」がつくと、「光り輝くほど眩しいほど美しい」という意味で女性を指すようになります。
英語でいうところの”brilliant（輝かしい・素晴らしい）”のように、肯定的なニュアンスを含むこの表現は、個性的で魅力的な女性を表す際に用いられます。
「マブい女」の意味
「マブい女」とは？
「マブい女」という表現は、昭和時代の若者言葉の中でよく耳にするフレーズでした。
しかし、昭和時代以前の江戸時代から、盗賊や不良少年の間で「マブい」という表現が使われており、落語の演目としても存在していたことが確認できています。
この言葉の「マブい」という部分は、以下２つの意味があります。
- 眩い（まぶい）
→形容詞として、容貌が美しい様を表現している。 - 間不い（まぶい）
→間がない・他者が入ることができない状況で、隠し事の無い・正直な様を表現している。
後ろに「女」がつくことで、「マブい女」は「美しい女性」・「美女」を意味します。
「マブい女」の言い換えと類語
「マブい女」に相当する言い換えや類語はいくつかあります。例えば、「かっこいい女性」「オシャレな女性」「魅力的な女性」などが挙げられます。
- 美しい女性
- 綺麗な女性
- おしゃれな女性
- 魅力的な女性
- 美女／美人
- 素敵な女性／素晴らしい女性
- イケてる女
しかし、「マブい女」という言葉には、特に若者特有のトレンド感や時代性を感じさせるニュアンスが含まれているため、これらの類語よりももっと個性や独自性を強調した意味合いを持つと言えます。
「マブい女」の使い方と例文
「マブい女」という表現は、死後になりつつありますが、日常会話やSNSでの投稿など、さまざまな場面で使うことはできます。特に、ファッションやライフスタイル・美容に関するトピックで使えることが多いです。
- 「友達から紹介された子が、マブい女だったから興奮した。」
- 「同級生に道端で会ったけど、横にマブい女を連れてて、嫉妬してしまった。」
- 「彼女は本当にマブい女だよね。いつもオリジナリティ溢れる服装で、みんなの注目を集めている。」
- 「この映画の主人公は、まさにマブい女。強くて、スタイリッシュで、自分の信念を貫く姿が素晴らしい。」
このように、「マブい女」という言葉は、日本の若者文化の中で、個性や独自性を称賛する際に用いられる表現です。
まとめ
「マブい女」という表現は、日本の若者言葉の中でも独特の響きを持っています。
これは、ただの美しい女性を指すのではなく、その人の個性や魅力、スタイルが際立っている女性を指す言葉です。
英語でいうところの”brilliant（輝かしい・素晴らしい）”のように、肯定的なニュアンスを含むこの表現は、その人の魅力に対する賛同を示す言葉として使われます。日本語のスラングは時代と共に変化しますが、「マブい女」は個性を重んじる現代社会においても、引き続き使われる言葉でしょう。
